体調不良で会社を休んでいるのに職場から電話がかかってくる会社はブラック確定

体調不良で会社を休んでいるのに職場からドヤ顔で電話してくる上司

私が税理士事務所に勤務していたときのことです。
5月の下旬ごろ、なんかノドの調子がおかしいなと思っていたら、強烈な扁桃腺炎で高熱が出てしまいました。

昨夜まではノドがヒリヒリするというぐらいだったのに、朝起きるとあまりの痛さと高熱で意識が朦朧とします。

これは会社に行けないな~と思って、申し訳ないとは思いましたが、会社に休むという電話しました。


すみません。
朝起きたら扁桃腺がめっちゃ腫れて、38度近い熱があるんです。
今日は休ませてください。

上司Iの反応は予想通りでした。


はぁ!?朝にいきなり電話かけてきて休むってどういうことだ!?
体調管理をしっかりしてないから体壊すんだろ!
お前のせいでどれだけ皆が迷惑してると思ってんだ!

本当にすみません。

どうしても出社できないのか!?

はい。かなり体調悪いです。

もう分かった!
熱下がったら出社してな!
あと、スマホは絶対に枕元から離すなよ!

はぁ。

電話を切った後、立ち上がるのも辛くてフラフラしながらベッドへ向かいながらふと思いました。


え?スマホを枕元から離すな??
どういうこと?
まさ電話かけてくるの??

嫌な想像はだいたい当たってしまいます。
それから1時間もしないうちにケロッとした声で上司から電話がかかってきます。


あ、しんじくんか。
例の○○社の決算資料やけど、どうなった?

え、それはもう出来上がって、○○社のフォルダに入れてますけど。

あ、そう。
今、外出しててスマホで見れないからPDF形式にしてメールで送っといて。
よろしくね!

いやいや。
俺は体調不良で休んでるって言ったよね。

しかも、共有フォルダに入ってるんだから同じ部署の他の人でもできるだろ。
そう思って、イライラしながらも用件を聞いてしまったので、パソコンを立ち上げてファイル形式を変更してPDFにして送りました。

たったそれだけのことをしただけなのに8時間ぶっ通しで働いたような疲労感に見舞われてそのままダウンして寝込んでしまいました。

気がつくと午後3時を回っており、しっかり寝たおかげか、かなり体が軽くなった気がしました。
ふとスマホを見ると、なにやらチカチカ点灯してます。
これは着信履歴があるときのサインです。

まさか。。

鳥肌が立ちながらも恐る恐るスマホを手に取ります。

着信17件。。


え~。。
午前9時半にPDFでデータを送ってから午後3時までの6時間で17回も電話をかけてくるのか!?

すごく嫌味なボイスメッセージも入ってました。


社労士の資格を持ってる人事のプロにこんなこと言うのもなんですが、休んでる時はいつでも電話に出られるようにするのは常識ではないんでしょうか?
本当に仕事がよくできる人は違いますね。
あなたがいないせいで仕事が滞って、連絡もつかず皆に迷惑がかかってます。
ゆっくり寝て疲れも取れてるだろうから大至急、電話くれると助かります。

怒りが爆発しそうです。
スマホをベッドに投げつけてしばらく無視してやりました。

すると、今度はメールの嵐です。

○○の件、どうなった?

△△社の担当から電話がかかってるからそっちから折り返してください。

□□社の認可申請書類に不備があります。添付しましたので修正してください。

この対応を見て決めました。
もうこの会社を辞めようと。

それから1年も経たないうちに私はこの会社を辞めました。

税理士事務所は忙しいピークが何度かあります。

それが3月、5月、12月です。

3月:個人の確定申告期限&法人の決算月が最多
5月:法人の決算申告期限
12月:年末調整の時期

だから、その時期と重なってしまったのは申し訳ないと思います。
でも、休んでいる時に合計18回の電話をかけてきて、休んでいても電話に出るのが常識と言う会社ってやっぱり異常です。

どうして会社はそんな対応を取るのか、理由を分析してみました。

体調不良で会社を休んでいても電話してくる4つの理由

1、個人の体調よりも仕事を優先させるパワハラ上司だから


会社が支払う給料で生活できてるんだから個人よりも会社や仕事を優先するのはどうぜんだ。

私に言わせれば、

何言ってるのコイツ。。。

という内容ですが、実際に個人の健康や幸せよりも会社を優先させて当然と考える『滅私奉公』の考えを持ったパワハラ上司はめちゃくちゃたくさんいます。

こういう上司は『休む=悪』と考える傾向があるので、有給休暇や産休のような『権利』として休める場合でも、『やる気が無い』と思い込んでしまう傾向があります。

どちらかと言うと年配の上司に多いですが、体育会系のベンチャー企業でもよく見られます。
社長も含めた全員の企業体質なので、組織の改善を見込むのは、ほぼ不可能と思いましょう。

2、仮病で休んでいるかどうかの確認をしたいから


朝に体調不良の連絡をしてくる奴なんて、仮病にちがいない!ウソをついてみんなに迷惑をかけてることを懲らしめてやろう!

確かに、体調不良は『会社を休む理由』で使われる理由で1位です。
でも、会社を休む理由なんて、体調不良のほかは、家族や親族の体調不良か不幸ぐらいしかありません。

だから、『体調不良=仮病』と妄想して確認してくるのは最低です。
私も実際に部下を持つ立場になって思うのですが、体調不良が仮病かどうかの確認なんて意味の無いことなんです。

もし、会社を休みたいと思っている人がいるなら、『なぜ会社を休みたいのかの原因』を探すことが先なんです。

仕事ができないから会社に居づらいのか?

人間関係がうまくいかないから会社が辛いのか?

仕事がつまらなくて行きたくない?

仕事ができなかったり、人間関係がうまくいってないなら改善できます。
でも、仕事がつまらない場合は、しっかり話し合う必要がありますが、その人のために辞めて他を探してもらうのも1つの方法です。

3、チームワークができていない個人プレイの組織だから


うちはベンチャー企業なんでチームワークよりも1人1人が責任を持って取り組んでもらってる!
だから、体調不良で会社を休んでも責任は持ってもらう!

ベンチャーだろうがこんな理由を持ち出して個人に全責任を負わせるのは会社として失格です。
会社は『組織』として動けるからこそフリーランスよりも信頼があるんです。

もちろん、1人1人に責任が割り振られる分、経験は高まりますので成長はできます。
でも、1人1人に責任を持ってもらうなんて理由がまかりとおるなら、会社を辞めることもできません。

こういう会社は、外から見るとやる気に満ち溢れた組織に見えます。
でも、その実は、だれかが会社を休んだり辞めると破綻する組織です。

だから、先輩社員で辞める人への対応を見つつ転職のタイミングを見計らっておきましょう。

4、仕事の負担がかかっていることへの嫌がらせ


みんなに迷惑がかかっていることに責任を感じてもらうために休ませないぞ!
休んだらどうなるかよく見ておけ!

これは最悪です。
でも実際にはとても多いパターンです。

私の経験もこれに近いですね。
休んだ人への見せしめの対応は、その後に体調不良で休みたいと思っている人への脅しになります。

私が上司Iから何度も電話を受けたのを見た同僚は、インフルエンザでも出社してくるという暴挙にでました。
結果的に、社内でインフルエンザが猛威をふるい、事業がストップする事態になってしまったが、クライアントには、『社内研修のため業務をストップしております』とウソをついていたことは、まだ誰にも知られていません(笑)

以上、見てきたとおり、健全な組織として動いている会社なら、体調不良出なくとも会社を休んでいる人に対して電話をかけてくることなど絶対にありません。

でも、ブラック企業で働いている人は、『酷使されること』が普通になっているので、休日に電話がかかってきても『普通』と考えてしまいます。

ハッキリいいますが、ぜんぜん普通ではありません。
異常です。

だから、体調不良で会社を休んできた時の対処法をしっかり学んでください。

体調不良で会社を休んでいても電話してきた場合の対処法

1、休日なので労務の提供をする義務はないので電話にでない

まず、当然の前提を知ってください。
体調不良で会社を休んでいるときは、原則、給料は出ません。

対価である給料をもらうことを放棄しているのだから、労務の提供の義務もありません。
この点はとても重要なポイントです。
もし自宅にいながら電話対応に出されて、パソコン操作や電話対応などをさせられた場合、事実上、労務の提供を行っているので給料を請求できる可能性すらあります。

また、仮に体調不良で有給休暇を消化した場合は、別の理由となります。

有給休暇は、半年以上の勤続期間がある労働者に対して、給料をもらいながら休むことができる権利です。
休める権利なので、そもそも労務の提供の義務はありません。

だから、堂々と電話に出るのをやめましょう。

2、電話をかけなおすときは時間を空けてからかけなおす

ただし、ベンチャー企業などで1人に責任がたくさん振られているということも、実際にありえます。
また部下をまとめる立場で、部下には対処できない事案もありえます。

組織としては、あってはいけないことですが、そういったときには電話に出てあげてもかまいません。

その場合でも、即レス、即電話は止めましょう。
すぐに電話に出ると、会社としては
『休日の日でも気にせず電話をかけていい人』
と勘違いしてしまし、1度ならず、何度でも電話がかかってきます。

そうならないために、電話がかかってきたら1時間以上の間をあけてから折り返し電話をかけましょう。

その際も体調不良が落ち着いて少し元気になったとしても、低い声で体調が悪そうに対応することがポイントです。

バカ正直に元気な声で対応すると、会社から何度も電話がかかってきますし、最悪の場合、『仮病』と思われてしまいます。

つまらないことかもしれませんが、体調が悪くて休んでいる時は、1日中、体調が悪いことにしておきましょう。

3、何度も電話をかけてくる場合は転職も考える

万が一、明らかに体調が悪いのにしつこく会社から電話がかかってくる場合は、悪質なブラック企業です。

すぐにでも転職を考えましょう。

体調不良で会社を休んでいても電話してくる4つの理由でも書きましたが、体調が悪い時に何度も電話をかけてくるのは、あなたの健康や幸せを二の次にしている証拠です。

あなたはその会社でムダに時間と命を削ってまで、人生を浪費したいですか?
体調不良のときに休めなければ最悪の場合、命にかかわりますよ。

だから、どれだけ仕事が楽しくてもなるべく早めに退職して転職を検討しましょう。

これからの日本は人材難が続きます。
あなたが思っている以上に、求人はたくさんあります。

ブラック企業にいると思考が停止してしまいますので、何も考えられないかもしれません。
だから、まずは情報収集のために転職サービスに登録してどんな求人があるのかをリサーチしてみましょう。

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