ついに内定辞退代行サービスが登場!でも内定辞退も伝えられないってどうなの?

内定辞退代行サービスってなに?

内定辞退代行サービス(リクセル:https://naiteizitai.com/)とは、ご自身で内定辞退が出来ない方の代わりに内定辞退の連絡を代行するサービスです。
一度内定辞退の意思を伝えたにも関わらず、過度に引き止めを行う転職エージェント・内定先などが多く利用者数が増加しております。
背景には、転職エージェントの増加やノルマによる内定辞退をさせまいとするプレッシャー・人材不足による引き留めなどが関係していると思われます。
昨今、内定辞退率の提供・内定辞退に対して会って伝えなければいけないとする大手新聞社コラムの論争など内定辞退についてどのように伝えるのがいいのかは非常に注目されている内容です。
https://ascii.jp/elem/000/001/941/1941530/

要約すれば、内定辞退の意思の伝達を伝えても引き止められたりして辞退できないという人向けにスムーズに内定辞退を伝えるサービスということですね。

確かに、内定辞退を伝えるのは心が痛みます。
でもハッキリ言いますが、内定辞退は自分の意思で伝えるべきです。

内定辞退代行サービスよりも自分で内定辞退の意思を伝えるべき2つの理由

1、あなた自身が自分の意思で応募した会社だから

内定辞退代行サービスを使うということは自分の言葉で相手に辞退の意思を伝えるのを拒絶してるってことですよね。

よく考えるとおかしなことです。
採用されたくて応募する時は直接出向いて面接を受けており、実際に内定を得たら喜んでいたはずです。

当然です。
自分の意思で応募したんですから。

自分の意思ということは、『この会社で働きたい!』という思いを持って書類選考、採用面接に進んだはずです。

もし、途中で気持ちが変わったなら、内定辞退ではなく、面接を辞退すべきだったんです。
それを結論が出た後で辞退するというのなら、ちゃんと自分の言葉で謝罪と意思の伝達をすべきです。

2、採用した会社もあなたの熱意とスキルを見込んで雇用するという決断をしたから

採用した会社もあなたの活躍を期待して雇用するという決断をしました。
応募者が思う以上に雇用というのは思い決断なんです。

日本の労働法は労働者をガチガチに守るようにできています。
逆に、使用者(会社側)にとってはとても不利にできています。

そんな中、あなたを雇うという決断は、本当に重大なんです。
だから、あなたはたとえ断るにしても、その決断に対して自分の言葉で辞退の連絡をすべきです。

それが人としての信義です。

自分の言葉で、と書きましたが、もちろん書面でもかまいません。
会社があなたを不採用にする時はメール一本で連絡してくることがほとんどです。

あなたも過度に会社に礼を尽くす必要もありません。
ただ、大人同士のビジネスでのやり取りを他者が関わるのは、こじれた時にすべきなんです。

では、どんな時に内定辞退代行サービスを使っても良いのか、そのタイミングをお伝えします。

内定辞退代行サービスを使っても良いタイミングは、しつこく引き止められた時のみ

書面もしくはメールなどを使って明確に内定辞退の意思を伝えた後でも、しつこく内定を受諾して会社に入社するよう強引に迫ってきた場合のみです。

こういう場合には、内定辞退代行サービスは、使う必要があるかもしれません。
ただし、相手の意思に反して入社させるというのは絶対にできません。

100歩譲って、退職の場合は、嫌がらせで雇用保険の退職手続きを遅らせれば、次の会社への転職を邪魔することもできてしまいます。

ただ、入社を強制して強引に健康保険に加入させたり、雇用保険に加入させるなんてできないんです。
なぜなら、転職前の会社で退職手続きが必要だからです。

そのため、内定辞退代行サービスを使うまでも無く、意思を伝達したらそれでほぼ解決です。

それを意思に反して脅迫して入社させようとするなら、強要罪になりますので、刑事事件の対象になります。

転職エージェントを利用しているなら内定辞退代行サービスを使うのもおかしい

リクナビやDODA、マイナビエージェントを利用しているなら、そもそも転職エージェントが強引にあなたを入社させようとはしません。

どちらかといえば、あなたが辞退すると伝えれば、あなたに代わって内定辞退の意思を伝える役目を負うのが転職エージェントです。

もちろん、転職エージェントもあなたを入社させないと自分に利益は入りませんから入社してほしいと考えています。

あの手この手で入社を促してくるでしょう。
ただ、あなが明確に『内定を辞退します』と伝えたのにそれ以上強引に入社を促すということは全うな転職エージェントならやりません。

そこで恐怖を感じるほどの説得がなされたなら、最悪の場合、その会社は職業紹介事業の許可を取り消されるからです。

だから、もしあなたが内定を得た後に内定辞退を伝えるのが気が重いと思うなら、大手の転職エージェントに相談しましょう。

内定辞退代行サービスは、あまりおすすめできません。

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