家族に転職を反対される割合は46%!その3つの原因と理解を得る5つの対策

メーカーで人事として採用担当をしていた頃、転職希望者に内定を出して受け入れの準備をしていたのに家族に反対されて入社を辞退したいと言い出す人によく遭遇しました。

正直言って、


え!?なんでこのタイミング!?
もう内定を承諾したよね!

と言いたくなるのを抑えて、しっかりと本人を説得し、時には家庭に訪問してご家族を説得するような手間までかけていましたので、幸い実際に私が採用担当をしていた時は、家族に反対されて転職を辞めた人は5人もいませんでした。

でも、転職エージェントに話を聞くと、家族を持っている人は、転職して会社を変わったり、勤務地が変わる際には、自分以外の意思よりも家族、特に妻の意思が非常に大切な決定権を持っていることが分かりました。

今日は、そんな家庭をもっている方が今、勤務している会社から他の会社に転職したいと思った時に、

  1. どうして家族は転職に反対してくるのか
  2. 転職に反対された時の対策

をお伝えしたいと思います。

まずは、実際に家族に反対されて転職を取りやめる人の割合などからご紹介したいと思います。

家族に転職を反対される割合は46%、反対されて内定を辞退した人の割合は51%

まずこちらを見てください。

転職に反対された割合
参考:https://corp.en-japan.com/newsrelease/2018/14398.html

転職サイト「ミドルの転職」( https://mid-tenshoku.com/ )上で、サイトを利用している35歳以上のユーザーを対象に「家族の転職反対」についてアンケート結果です。

なんと、35歳以上の転職希望者の中で、家族に転職を反対されたと回答した割合は46%と全体の半分弱にも登っています。
そして実際に家族に反対されたことが理由で内定を辞退したと回答した人の割合は51%です。

反対された割合、実際に内定を辞退した経験のある人の割合は、いずれも年収1000万円以上の人ほど高くなっています。

では、どうして家族は転職に反対するのでしょうか?
家族、特に妻である女性の思いをしっかり理解することが転職の理解を得る大切なポイントとなりますので、まずは家族が転職に反対する理由・原因を探ってみましょう。

家族が転職に反対する大きな3つの理由・原因


同じく、転職サイト「ミドルの転職」( https://mid-tenshoku.com/ )上で、サイトを利用している35歳以上のユーザーを対象に「家族の転職反対」についてアンケート結果を元にしたデータと人事の経験から原因を追求していきます。

1,年収の低下-50%

年収の低下が原因で転職に反対する割合は51%です。
実際に、転職先の企業の年収が今勤めている会社の年収より下がると転職に反対される確率は極めて高くなるでしょう。

日本では、妻は生活を男性に依存している割合が非常に高くなっています。
パートなどで働きに出ているにしろ、主な収入源はやっぱり男性の稼ぎです。

そのため、年収が下がると、今の生活水準が低下することは確実です。
でも、女性の場合、男性の給料を管理している『家の財務大臣』を担当しているなら、もっとリアルに考えます。

家を持っているなら家のローン、賃貸なら家の家賃の負担です。
こういった長期的にかかってくるお金については男性よりも女性の方が現実的に考えますので、夢追い男性の頭に水をかけてクールにする役割を女性である妻が担ってくれています。

だから、家族、特に妻に反対されたからと言って力づくで黙らせようとしてはいけません。

現実的にものを見ることが得意な女性は、『一時的な年収の増加』よりも『長期的な年収の安定』を求めます。
つまり、IT企業などの、旬の業界は一時的に年収は上がりやすくても、長期的に見て安定性にかけるという情報を持っていますので、多くは会社の安定性を求めます。

そのため、女性が気にしている年収という言葉の裏には、『今』の年収と『長期的』な年収の2つあることを知っておきましょう。

2,勤務地が遠い-20%

男性は自分が好きな仕事ができるなら勤務地がどこだろうとあまり気にしませんが、多くの女性は専業主婦など家庭にいます。
そのため、女性は男性とは違った視点で転職を考えます。

どういうことかと言うと、女性は『住んでいる地域のコミュニケーションや人間関係』に意識が向きます。
転職するということはこれまで築き上げた、近隣住民の人たちとのコミュニケーションや人間関係を捨てて新たな勤務地で信頼関係を築かないといけません。

この労力は大変です。

また、女性の場合はパート先が変わることでパート先の会社での人間関係もあります。
そのため、勤務地の変更を伴う転職は、女性にとって大きな負担となることも知っておきましょう。

3,大手企業の肩書が無くなる-19%

男性の中でも大手企業の肩書にこだわる人は多いですが、家族、特に妻である女性にとって大手企業の肩書が無くなるのはそれ以上にショックのようです。

一般的に男性と女性の仕事への意識の違いはこのようになっています。

男性:自分の力を試したい
女性:家族を守りたい

家族を守るという気持ちの裏には、『安定』と『自尊心、プライド』があります。

言い方は悪いですが、家族や妻である女性にとって男性の勤務先が大手の大企業の場合はステータスです。
このステータスが高いと、ママ友カーストの中で上位ポジションを取れます。

そのため、旦那さんの会社の肩書はとても重要なのです。
ローンを組んで購入す車や家の場合、どうしても会社の肩書が大きな影響力を持っていることを肌で感じています。

だから、大手企業の肩書が無くなることは、死活問題と捉える女性も多くいるようです。

以上です。

でもご安心ください。

人事の時に、たくさんの求職者、転職者の家族の内情を見てきたからこそ分かる家族が転職に反対する3つの理由・原因を克服して、理解を得るための6つの対策を直伝します。

家族から転職の理解を得るための6つの対策

1,会社の不満について家族と共有しておく

サービスエンジニアとして転職してきたMさんは、家族に転職を切り出した際、こう言われたそうです。

『嫌なことの1つや2つあったからって、急に思いつきで転職するなんて何考えてんの!』

Mさんからすると、思いつきでもなんでも無く、前職の不満は常に持っていたそうです。
ただ、仕事上の不満を家族に愚痴るのは性に合わないと自分の心にとどめていたそうです。

そのため、家族はMさんが会社に不満があることなど微塵も気付かず、新しい会社から内定を得て転職を決めてから家族に、前職の不満を告げたため、急に思いついて転職したいと言い出したと思われたようです。

そのため、私はMさんの自宅に行って、前職の会社のありえない待遇をキチンと説明し、理解を得ました。

このように、家族に思いつきで転職したと思われて反対されないように、会社の不満は自分1人で抱えず、ちゃんと家族に報告しておきましょう。

2,些細なことでも家族、特に妻(嫁さん)に報告する

転職したいと思っても、まだ自分の気持ちだけの問題です。
転職活動を始めても、まだ何も決まっていません。

だから家族に対して、何も報告や相談をしないと、家族、特に妻は『自分は信用されていない』と思って大きなショックを受けます。

男性の視点からするとある程度、決まってから報告したほうが良いと考えがちです。
実際にビジネスでは構想段階のことを上司に報告することはあまりありません。

でも、家族の関係、特に家族の生活に関わることは違います。
事後報告は家族の信頼を失います。

最悪、離婚につながる原因にもなりますので、必ずどんな些細なことでも家族、特に妻には報告して相談しましょう。

3,事前の根回しを行う

転職したいという気持ちが固まったら、日頃の発言の中でも根回しを行っておきましょう。
報告と根回しは別物です。

報告は、思ったことや事実を伝えるだけですが、根回しは『理解を得るように情報を操作する』とも言えます。

例えば、

『今のタイミングは転職しやすくて、大きな会社に入りやすいんだよね~』
『◯◯業(転職したいと思っている業種)はこれからどんどん伸びていくみたいだよ』

など、事前に家族が『YES』と言いやすいように情報を流しておくことです。
そうすると、転職したいと思って、あなたの情報で転職にプラスの意識を持っている家族の理解は非常に得やすくなります。

実際に、私がある優秀なHさんに内定を出す前に、Hさんの奥さんの理解を得るために行ったのがこの根回しでした。

Hさんの妻は保守的で、大きな会社の安定感に魅力を感じていましたので、規模の小さい我が社から内定を得たと知ったらショックを受けることは事前に把握していました。

そこで、我が社の業種である分析機器の市場での伸びと、我が社の過去50年の安定性をしっかりと説明し、入社までの3ヶ月に少しずつ理解を得たので大きな反対はされませんでした。

4,入社を決める前に内定を得た会社を家族に見せて相談する

入社する会社を決める前に、内定を得た会社を家族に公開しましょう。

内定を得る前から、『絶対に転職する!』の一点張りだと家族を不安にさせます。

ただ、1つコツがあります。

内定を得た企業の中で、入社したいと考えている企業を先に頭の中で固めておきましょう。
そして、その会社に入社したいなら、内定を得た企業を家族に見せて互いに相談して、みんなで決めたように誘導しながら自分の行きたい会社のイメージが良くなるように話しましょう。

どこに入社するか決めていない段階で妻である奥さんに相談するのもありですが、そうすると家族を守ろうとする女性としての視点が働いてしまい、大手企業や収入の良いところに引っ張られてしまいます。

転職では家族の気持ちは大事ですが、最終決定は自分の気持ちで行ってください。

5,年収が落ちる転職の場合は生活水準を守る

当然ですが、転職で自分のやりたい仕事を選んだ場合、年収が下がることもあります。
でもそれは家族にとって非常に大きな問題です。

それが100万円以上下がる場合は、なおさら反対されます。
そのため、100万円以上年収が下がる場合は、自分なりに身銭を切ったり、趣味の1つや2つをやめて生活水準を落とさないように全力で努力することをアピールしましょう。

あなたは自分のやりたい仕事ができるから年収が下がっても我慢できるでしょうが、あなたの収入に依存して生活している家族としては、生活水準を守ることが何よりも大切になります。

6,自分のやりたいこととキャリアチェンジへの思いを熱く語る

男性は論理の生き物で女性は感情の生き物と言います。
だから、転職への理解を得るために男性は論理的に女性を説得しようとしますが、感情で行きている女性は『頭で理解できても心で理解できない』となります。

ではどうするか?

転職したい気持ち、新しい職場への思いを熱く語ってください。
もちろん論理的に転職したほうが良いという事実があることが前提ですが、確定しない新しい職場よりも確定している今の職場の方が無難と考えがちな妻を説得できるのは『気持ち』です。

最終的に家族に反対された転職を理解あるものに転換することに成功したのは、何よりもあなたの熱い気持ちです。

一緒に転職先の会社のサイトを見て、心のブロックを1つずつ解きほぐしていきましょう。

まとめ:家族に転職を反対される3つの原因と理解を得る5つの対策

奥さんや家族はなにもあなたにいやいやずっと同じ会社で働いてほしいとは考えていません。
ただ何よりも家族の生活を第一に考えているだけです。

だからその点だけしっかりと頭に刻み込めば堂々と転職活動を行いましょう。

でも、転職するにしても家族を不安にさせず、しかもできるだけ転職情報を事前に入手しておくことが大切です。

だから、私のおすすめは今すぐ転職する気がなくとも、退職してから転職活動を始めるのではなく、在職中に転職エージェントに登録しておくことです。

転職に成功した人の上手な転職の進め方

在職中に転職エージェントに登録すべき理由は、家族の理解以外にも3つあります。

1つ目は、実際に転職を3回経験したので分かりますが、退職までに溜まったストレスや疲労は半端ないためです。
限界に達すると転職サイトに登録する気力すら無くなります。

2つ目の理由は、転職せず自宅でゆっくり過ごす生活に慣れると転職へのモチベーションを戻すのは想像以上に大変だからです。

3つ目の理由は、退職後に空白期間を作ってしまうためです。
空白期間が半年を過ぎると次の転職は致命的に難しくなります。

元人事部として本音で語りますが、転職に成功している人は例外なく転職サイトに登録して、気になる求人情報をストックしておくだけでも行ってます。

転職エージェントに登録すると『転職という選択肢』ができて心にゆとりが生まれ、『色々な会社情報』を知っておくことで心が折れて倒れる前に転職という手が打てるようになります。

転職サイトは登録無料です。
数分の登録作業だけ行っておけばあなたの条件にあった新規求人や転職可能なおすすめ求人がメールで届くから、今すぐに転職できなくても登録だけはしておくべきです。

おすすめの転職サイトはやっぱりリクルートエージェントです。
私も転職の際はたびたびお世話になりました。

転職支援サービス リクルートエージェントの公式サイトはこちら

リクルートエージェントに登録する5つのメリット

メリット

1、業界最大級の非公開求人数

転職活動を進めるにあたって重要な要素である「求人数」。
リクルートエージェントでは一般公開している求人の他、10万件以上の非公開求人を取り揃えています。

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2、実績豊富なアドバイザー

転職の相談相手は、誰でも良いというわけではありません。
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リクルートエージェントは、各業界・各業種に精通したキャリアアドバイザーが、求職者の希望やスキルに沿った求人を、厳選して紹介してくれます。

3、充実した転職サポート

リクルートエージェントのアドバイザーは、求人紹介をするだけではありません。
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4、内定辞退も受託お任せ

一度、転職した方ならわかりますが、内定を得る会社も『保険として受けた滑り止めの会社』から『第一志望の会社』までさまざまです。
第一志望の会社から内定を得たら滑り止めの会社は断るのですが、一人で転職活動を行うと自分で断りの連絡をいれないといけませんが、説得されたり何度も連絡が来ると結構ストレスです。
リクルートエージェントを活用すれば、そのような手間もすべてリクルートエージェントが代行してくれます。

5、年収交渉もお任せ

リクルートエージェントの担当者はとても熱心に転職者を売り込んでくれます。
そのため年収交渉も行ってくれるので希望の年収よりも上がることもよくあります。
元人事部での経験から言っても、書類や面接では伝わらない転職者の良さをしっかりと伝えてくれるので助かりました。

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