ハローワークvs転職エージェント!元人事部が教える転職の裏話

おすすめは転職エージェント!元人事の採用担当として断言!

転職する人の立場でハローワークと転職エージェントが比較されることはよくありますが、元人事部の採用担当という視点でハローワークと転職エージェントを比較した情報はほとんどありません。

だから今回は、元人事部の採用担当として、また元人事コンサルタントとしてハローワークと転職エージェントのどちらがお勧めかを大公開します。

結論から言えば、転職エージェントの圧勝です。
比較の余地もないぐらいに転職エージェントをおすすめします。

ハローワークとの違いはなんなのか?
ハローワークのダメな点はなんなのか?
どうして転職エージェントがおすすめなのか?

この3点を徹底解説します。

ハローワークとは?転職エージェントの違いは?

ハローワークとは?

ハローワークとは、一言でいえば、国の職業あっせん機関です。

基本的に1つの市に1つのハローワークがあります。
会社が求人票を申請し、転職希望者が求人票を確認してハローワーク経由で、もしくは自分で会社に応募します。

ハローワークの特徴1:ハローワークはエリアごとに点在しているので、地元の企業の求人は多い

ハローワークは、市ごとにありますので、地元の企業の求人が非常にたくさんあります。
働き方も時給、日給月給制、契約社員、正社員などさまざまあり、希望する業種、職種ごとに自分で検索して調べられます。

だから、自分でマイペースに会社を探したい人には向いているでしょう。

ハローワークの特徴2:無料で職業訓練を受けられる

ハローワークで転職活動している人は無料で職業訓練を受けられます。
職業安定法でも明記されています。

職業安定法 第2節 職業紹介
(公共職業訓練のあつせん)
第一九条
公共職業安定所は、求職者に対し、公共職業能力開発施設の行う職業訓練(職業能力開発総合大学校の行うものを含む。)を受けることについてあつせんを行うものとする。

無料ですが、学べる内容はかなり本格的なので、これはお得です。
だから、キャリアチェンジのように全く経験ゼロの職種に転職したい20代、30代前半の人なら、とりあえずハローワーク転職先を探しつつ、職業訓練を受けるというのは非常に賢い方法です。

ハローワークの特徴3:採用か不採用のいずれでも必ず通知される

自分で応募すると不採用だった場合に連絡がこないということはよくあります。
しかし、ハローワーク経由で応募すると、会社側がハローワークに採用か不採用の通知を送る義務があるので、必ず通知を受け取れます。

適当な会社も多いので、不採用で連絡がこないと待ちぼうけをくらってしまいます。
そうならないようハローワークでは採用か不採用でも必ず通知するサービスを行っています。
もちろん無料です。

こう書くと、ハローワークも良い点はあります。
ただ、あくまで求職者側の立場で考えれば、という条件付きです。

でも、求人している会社の本音はかなり違ってきます。

ハローワークで求人をかける会社の本音

1、無料だから使っておこう

ハローワークで求人をかけるのは無料だからとりあえず登録しておこうという会社がかなりたくさんあります。
真剣によい人材を取りたいと思っている会社ほど、特にハローワークから良い人材が取れるとは思っていません。

砂金を拾うようにごくまれに良い人材が来たら当たりぐらいにしか考えていません。

2、応募条件を本音で書けないから的外れな人材が多い

求人票に掲載できる応募条件で本当に欲しい人材について掲載できないので、的外れな人材からの応募が多く手間がかかってしまいます。

下の法律を見てください。

雇用対策法
(募集及び採用における年齢にかかわりない均等な機会の確保)
第十条
事業主は、労働者がその有する能力を有効に発揮するために必要であると認められるときとして厚生労働省令で定めるときは、労働者の募集及び採用について、厚生労働省令で定めるところにより、その年齢にかかわりなく均等な機会を与えなければならない。
雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律
(性別を理由とする差別の禁止)
第五条
事業主は、労働者の募集及び採用について、その性別にかかわりなく均等な機会を与えなければならない。

この2つは求人で年齢や性差別を無くそうという法律ですが、この法律がかなり厳しく、女性のアパレルを扱っているお店やブライダルエステの業界で年配の男性からの応募があった時は笑ってしまいました。

他にもベビー用品や飲食店なので喫煙者は受け付けていないのに、『喫煙者不可』と掲載できないのでタバコを吸っている人が応募してきたりとかなり面倒なことになっていました。

3、応募数は多いけど優秀な人材は少ない

ハローワークは、求職者が仕事を見つけられることが第一優先で、会社が良い人材を確保できるかどうかについては全く考えていません。

そのため、とりあえず応募させようとするので応募数はたくさんあります。
でも、優秀な人材は本当に少ないんです。

だから、ハローワークからの応募があると、『また届いたのか~』とちょっと疲労感がでます。

4、ハローワークの職員の約6割は非正規社員でアドバイスが的外れ

ハローワークの職員は転職支援のプロではありません。
ただの公務員です。

だから、アドバイスが的外れなことが多く、履歴書も職務経歴書も当たり障りが無く、面接でも目立たないという応募者がとてもたくさんいます。

もちろん、中には当たりの職員もいます。
もともと人事部だったとか、コンサルタントだったりすると素晴らしいアドバイスをされて求職者も輝いてますが本当にマレです。

でも、そんな当たりの職員は100人中1人もいません。
だから、会社としても期待していないんです。

5、転職希望者を就職させることが目的で会社が良い人材を獲得できるかは考えていない

3番でも書きましたが、ハローワークは転職希望者を就職させることが最大にして唯一の目的です。
会社が良い人材を取れるかどうかは一切考えていません。

だから、ハローワークは徹底的に求職者の見方なんです。
でも、逆に言えば会社の味方ではないんです。

一見すると良いことのようですが、会社としては適当な人材を紹介する転職サービスよりも良い人材をあっせんしてくれる転職サービスを信用します。

だからハローワークよりも転職エージェントがおすすめなんです。

転職エージェントとは?

転職情報を提供するだけでなく、面接や履歴書のアドバイスなどを行う民間企業
転職エージェントは、仕事を紹介してさよなら!ではありません。
会社から信頼されるように頻繁に会社を訪問してどんな人材が必要なのかを綿密にヒアリングしてきます。
中には転職エージェントのコンサルタントが体験入社してどんな仕事なのかを体験していく時もあります。

転職エージェントの立ち位置は、求職者と求人を出している会社のちょうど中間にいて両者が満足するような人材のマッチングを支援する転職サービスなんです。

だから会社からの信頼も厚く、転職エージェントからの人材の紹介には、会社の人事部は胸を躍らせて待っています。

ハローワークを使うくらいなら絶対に転職エージェントを利用するべき8つの理由

転職エージェントを勧める理由1:会社とパイプがありどんな人材を欲しがっているか本音の情報を持っている


雇用機会均等法の影響でハローワークの求人票には、『喫煙者不可』『女性希望』などは書けないんです。でも、転職エージェントは文字に書けない会社が本音で欲しがっている人材の情報を持っているので、絶対に転職できない会社に応募して時間を浪費することが無いんです

転職エージェントは、会社の人事部から本音ベースで必要なスキルや経験のある人材を探して紹介します。
そこには転職エージェントの会社だけでなく、エージェントの担当コンサルタントと人事部との人間的な信頼関係の上に成り立っています。

そのため転職エージェントは、熱意があっても応募先の会社の求めるスキルに到達していなければハッキリと『受かりませんよ』と伝えるため、互いに時間の無駄がありません。

転職エージェントを勧める理由2:年収の3分の1が報酬として支払われる成果報酬型だから本気


転職エージェントは、転職希望者が転職できない限り一切、お金が手に入らないので本気になって転職希望者を支援してくれます

転職エージェントのサービスを有料だと勘違いしている人がいます。
転職エージェントのサービスは無料です。

転職エージェントのサービスが無料である理由は、転職エージェントの報酬は、転職先の会社が支払うからです。
ざっくり言えば、採用時の年収の3分の1が報酬として支払われます。

例えば、年収500万で転職が決定した場合、150万円が転職エージェントに支払われます。
だから転職エージェントのコンサルタントは本気になって転職者を支援します。

転職エージェントを勧める理由3:もし1年以内に退職すると一部返金されるから本当に会社に合った人を紹介


転職エージェント経由で転職できたら成功報酬で転職エージェントにお金が支払われるが、もし1年以内に退職したら一部を会社に返金しないといけないので転職エージェントも本気になります

なんと1年以内に紹介した人材が退職すると、一部のお金を転職した会社に返金しないといけません。
だから、ミスマッチにならないよう転職エージェントは慎重に紹介します。

転職エージェントは、常に生きるか死ぬか、自分の信頼とスキルをかけて人材を紹介している会社なんです。

転職エージェントを勧める理由4:辛口でしっかりと転職者に向き合う


ハローワークは就職させることが目的なのでとにかく応募を促すが、転職エージェントは会社との信頼関係を壊さないように会社に見合ったスキルと経験がないと応募をすすめません

転職エージェントで応募したい会社を見つけて、担当コンサルタントに相談してみてください。
可能性があれば応募をすすめますが、明らかに経験もスキルも足りなければ、止めた方が良いとハッキリ言ってくれます。

それは、求職者と応募先の会社の両方にとってメリットが無いからです。
転職エージェントはハッキリと企業が欲しがっている人材を把握しています。

だから、応募しても無駄な場合はハッキリと求職者に言うことがやさしさだと分かっています。

転職エージェントを勧める理由5:転職で成功している人を数多く見てきている


たくさんの転職成功者を見てきているので、転職に成功する人の特徴と勝ちパターンを分かっています

転職エージェントほど、たくさんの転職に成功した者、転職に失敗した者を見てきた人はいません。
だから、アドバイスが本当に的確です。


人は見かけじゃない。
中身が大事だ!

と世間では言われますが、転職市場では見かけが7割です
だから、スーツの選び方、ネクタイの色、髪型、話し方まですべてを的確にアドバイスできます。
こんな優れたサービスを無料で使えるのに使わないのはもったいないぐらいです。

転職エージェントを勧める理由6:ブラック企業に当たる心配がほとんどない


ハローワークは求人をかける会社の調査がほぼないのでどんな会社なのかほとんど分かっていませんが、転職エージェントは会社をしっかり調査しています

ハローワークは求人している会社の調査がほとんどないので、ブラック企業にまれに応募してしまいます。
でも転職エージェントは会社を訪問し、人事担当と話をしたうえで、どういう会社かを調べてうえで不適格なら登録できません。

だから間違ってもブラック企業に応募したくないという転職希望者は転職エージェントを使った方が良いでしょう。

転職エージェントを勧める理由7:お金と時間をかけず簡単に仕事を探せる


ハローワークはセルフサービスの転職あっせんサービスなので応募から履歴書発送、面接日の調整、待遇や給料の交渉、内定の承諾や辞退のすべてを自分でやらないといけないので手間がかかりますが転職エージェントはお任せパックになっています

転職エージェントを1回使うと、その便利さに感動します。
本当に何もしなくても面接日の調整、待遇や給料の交渉、内定の承諾や辞退のすべてを代行してくれます。

だから転職活動に時間をかけられない人ほど活用するメリットは非常に大きくあります。
しかも無料ですから使わない手はないですね。

たまに転職エージェントのコンサルタントがしつこいという口コミもありますが、強引に採用させてミスマッチだった場合、転職エージェント側が会社からの信用を失うことは分かっているはずですからほぼありえません。

転職エージェントを勧める理由8:非公開求人がたくさんある


ハローワークで応募をかけると雑多な転職者が応募してきて手間が煩雑になるので、ハローワークを使わない企業もたくさんあります。転職エージェントはそんな求人情報を数多く確保しています

非公開求人にする理由は、雑多な応募が来て選考に時間をかけたくないというのが大きな理由です。
スキルや経験のない人からの応募が人事部としては本当に困るんです。

やる気は買うけど、やる気と熱意だけではどうにもならないことってあるんですよ。。

転職するなら転職エージェントが一番おすすめ

ハローワークも職業訓練を無料で受けられるメリットがあるので、登録ぐらいはしていても良いでしょうが、本気で転職したいなら転職エージェントは必須だと思ってください。

第二新卒や20代、30代前半の転職希望者は会社からも引く手あまたです。
にもかかわらずハローワークから応募して軽くあしらわれたり、適当なアドバイスで選考から漏れるのは悲劇です。

そういった転職のノウハウは転職エージェントの方が間違いなくたくさんもっています。
元人事部として断言しますが、時間をかけずに転職に成功したいなら転職エージェントという選択肢は間違いないです。

おすすめの転職エージェントはやっぱりリクルートエージェントです。
私も転職の際はたびたびお世話になりました。

転職支援サービス リクルートエージェントの公式サイトはこちら

リクルートエージェントに登録する5つのメリット

メリット

1、業界最大級の非公開求人数

転職活動を進めるにあたって重要な要素である「求人数」。
リクルートエージェントでは一般公開している求人の他、10万件以上の非公開求人を取り揃えています。

応募が殺到しすぎるから、企業戦略上一般公開できない重要求人だからなど、非公開にせざるを得ない魅力的な求人に出会うことができます

2、実績豊富なアドバイザー

転職の相談相手は、誰でも良いというわけではありません。
業界や業種によって、転職に必要な情報や知識は異なります。

リクルートエージェントは、各業界・各業種に精通したキャリアアドバイザーが、求職者の希望やスキルに沿った求人を、厳選して紹介くれます。

3、充実した転職サポート

リクルートエージェントのアドバイザーは、求人紹介をするだけではありません。
提出していただく職務経歴書・履歴書などの書類の添削、独自に分析した業界・企業情報の提供、志望企業への推薦など様々な転職サポートをしてくれます。

他にも参加者の80%以上に満足していただいている、リクルートエージェント主催の「面接力向上セミナー」にも無料で参加可能です。

4、内定辞退も受託お任せ

一度、転職した方ならわかりますが、内定を得る会社も『保険として受けた滑り止めの会社』から『第一志望の会社』までさまざまです。
第一志望の会社から内定を得たら滑り止めの会社は断るのですが、一人で転職活動を行うと自分で断りの連絡をいれないといけませんが、説得されたり何度も連絡が来ると結構ストレスです。
リクルートエージェントを活用すれば、そのような手間もすべてリクルートエージェントが代行してくれます。

5、年収交渉もお任せ

リクルートエージェントの担当者はとても熱心に転職者を売り込んでくれます。
そのため年収交渉も行ってくれるので希望の年収よりも上がることもよくあります。
元人事部での経験から言っても、書類や面接では伝わらない転職者の良さをしっかりと伝えてくれるので助かりました。

転職サイトは登録無料なうえに数分の登録作業だけ行っておけばあなたの条件にあった新規求人や転職可能なおすすめ求人がメールで届くから、今すぐに転職できなくても登録だけはしておくべきです。

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