仕事がつまらないから転職したいと考えているサラリーマンは多いものです。
こんなことを一生続けて行かないといけないのか。。
そんな時に上司に相談すると必ず帰ってくる言葉があります。
仕事がつまらないのは、お前が結果を出せてないからだ!
もっとがんばれ!
子供みたいなことを言わずに現実を見ろ!
この上司の言葉は半分正解で半分間違っています。
今回は実際に目の当たりにした、仕事がつまらないのは当然と豪語するある人物を目撃したことを踏まえて、そうではないことを紹介したいと思いました。
まずは、仕事がつまらないなんて当たり前だろ!とドヤ顔で話す男性のエピソードをご覧ください。
仕事がつまらないなんて当たり前だろ!とドヤ顔で話す男性
先日、仕事で打ち合わせのためサンマルクカフェに行った時のことです。
私の隣に40前後とみられる男性(以下:男性上司)と見るからに新人の女の子(以下:女の子)が向い合わせで座りました。
会社を続けるの?辞めたいの?
でも、全然関わりの無い仕事ばっかりで正直いってつまらないんです。
だから転職しようかなって悩んでるんです。
仕事なんて何やってもつまらないよ。
もう学生じゃないんだから、仕事が楽しいなんて夢見てちゃだめだよ。
仕事なんて楽しいかつまらないかじゃなくて、やるかやらないかだよ!
仕事が楽しいなんて言ってるやつは自己満足だよ。
人生そんなに甘くはないよ。
仕事は遊びじゃないんだ。
お金をもらって労働力を提供するのが仕事なんだ。
やりがいは多少あっても楽しいわけがない。
君はまだ若いから夢見ちゃうのは仕方ないだろうけど、仕事が楽しいかどうか、つまらないかどうかなんて考えてたらいつまでも二流だよ。
私が甘かったんですね。
みんながみんな仕事がつまらないって辞めちゃったら社会が成り立たなくなるだろ。
だから誰でも何かしら我慢して仕事がつまらないと思っても止めずに頑張ってるんだ。
この話を聞いた時に横から口出ししそうになるのを我慢するのがこんなに大変だったのは初めてでした。
この男性はまるで社会の常識を語るように仕事はつまらなくて当然と言ってますが、とんでもないことです。
バカな上司や先輩は、自分の経験と考えを社会の一般論と考えがちでその考えを部下や後輩に言ってしまいます。
この男性は典型的なバカな上司です。
むしろ楽しくない仕事に我慢して取り組むほどつまらない人生はありません。
仕事がつまらないと言って辞めちゃったら社会が成り立たなくなるとか、まるで正しいことを言っているように見えますが、そんなことありませんよ。
ただ、この上司が唯一、たった1点だけ的を得ている発言があります。
それは、仕事がつまらないという理由だけで安直に転職してはいけないという点です。
仕事がつまらない理由を分析せずに安直な転職は避けるべき
仕事がつまらないから辞めたいと思いながらその原因を考えたり対策せずに過ごすというのは一番やってはいけないことです。
仕事がつまらないと思い続ける人生を3年も続けると『人生=つまらない』と自分の人生を否定してしまう思考へとつながってしまうからです。
人生はつまらないものと思い込んでしまうと、まず気持ちが常に沈んでしまい、鬱になり精神的に壊れやすくなります。
鬱にならなくても人生を楽しもうという気持ちが無くなったり、土日以外は生きがいを感じられなくなります。
ただ、だからと言って仕事がつまらないから転職しようとすると、同じ壁にぶち当たって同じように仕事がつまらなくなってまた転職を繰り返すことになりがちです。
だから仕事がつまらない時はまず、その原因をちゃんと分析することが先決です。
仕事がつまらない原因さえわかれば、ひょっとすると今の職場で仕事が楽しいと思えるようになるかもしれません。
辞めて転職するよりも労力が少なくてすみますから、むしろ良いことです。
また、今の会社で仕事を楽しめない原因が分かれば、転職するときの会社選びで間違える確率も低くなります。
そうすれば転職した先の会社で同じ理由で悩み苦しむこともなくなります。
今の時代は転職しやすくなったとは言え、転職の際には必ず理由を問われます。
その理由が明確で論理的でなければ、転職で不利になります。
だからまずはちゃんと原因を調査しましょう。
仕事がつまらない5大原因
1,仕事で結果を出せず評価されないから
私が税理士事務所に勤務したのはもう12年前のことです。
税理士事務所の仕事と言えば、会計記帳や決算書作成の他に新規のクライアントを獲得する営業などです。
営業は主に新人の仕事で外回りで会社を訪問し、社長の経営相談の案内をして回ります。
私の担当は横浜の川崎地区で、工場が多くあるエリアです。
成績はというとボロボロでした。
とにかく提案が下手で同期の中でも営業成績は常に最下位で、上司からは怒られ続ける毎日でした。
声が小さい!
アフターフォローが遅い!
言わんとすることはよく分かるんですが、何をやってもうまくいきません。
本当に仕事がつまらなかったです。
上司だけでなく同僚にも仕事がつまらない、と相談しましたが、案の定、
結果が出るようになれば楽しくなる!
の繰り返しです。
根性を出して、半年を過ぎたころから成績は右肩上がりになり、8か月が過ぎた時には、営業とはなんたるかとがつかめてきた感じがしました。
営業成績は、同期の中で2位まで上がり、月間MVPももらい、上司からも盛大に褒められました。
でも、私はその2か月後に仕事を辞めました。
やっぱり仕事がつまらないからです。
結果が出るようになれば、仕事は楽しくなると言いますが、ちょっと違います。
つまらない仕事は、やっぱりつまらないです。
上司から評価されて、同僚から認められると優越感とプライドがくすぐられ、自分に自信は付きます。
でも、仕事が楽しいかどうかとは別問題でした。
私は『人が活き活きと働ける会社づくりのサポート』をしたくて税理士事務所に入所しましたが、全く畑違いの営業で成績を残してもやりがいは感じられませんでした。
誤解のないように言っておきますが、会社を回って仕事を取ってくるというのはとても良い勉強になり、その後のマーケティング職でとても役に立ちました。
でも、私にとっては営業はつまらなかったです。
結果が出る=上司に認められる=自分に自信が付く
ここまでは合っていたとしても、そのまま仕事が楽しくなるとは限りません。
クリアできるゲームは快感ではあっても、内容に興味を持てなければ楽しめないのと同じです。
2,会社の人間関係が良くない
1社目の税理士事務所を辞めて、2社目は社会保険労務士事務所に転職しました。
社労士事務所は、就業規則の作成や賃金規定などまさに『人』に関わる仕事でしたので正直って仕事はめっちゃ楽しかったです。
上司にどやされようが、仕事が長引いて残業の時間が深夜にまでおよんでも自分のやりたい仕事をできていることへの高揚感は大きかったです。
ある程度のノウハウはどの会社も似ていますが、同じことの繰り返しにはなりません。
ただ、1年半が過ぎた頃、違和感が出始めました。
年配の女性社員が3人いたのですが、そのうちの2人が辞めました。
すると残った1人が『お局様』となって、年下のスタッフに対して横柄にふるまい始めたのです。
社員は真っ二つに割れました。
お局派と反お局派です。
私はどちらにも属さなかったのですが、お局さんには好感が持てず、社内が一気にぎくしゃくし始めて人間関係が崩れました。
それまではランチタイムも和気あいあいとしていたのに、お局様が登場してからは静まり返り互いに足の引っ張り合いです。
あれほど楽しかった仕事もどんどんつまらないと感じるようになりました。
正確には、仕事は楽しいはずなのに、会社の人間関係が悪いと仕事が楽しいと思えなくなってきたのです。
1人、2人と辞めていき、私も2年経ったころ、耐えきれなくなり退職することになりました。
3,仕事の意味を深く考えるクセを付いていない
例えば、宅配便の配送の仕事で考えてみましょう。
配送の仕事は激務なうえに単純作業なのでつまらないと考えている人はたくさんいます。
そんな人にあなたの仕事はなんですか?
と尋ねてみてください。
きっとこのように帰ってきます。
『荷物を運ぶことに決まってるだろ』
でも、仕事の意味を深く考えている人は違います。
『社会の血液である物流を支えている』
このように考えられる人は、荷物1つ運ぶのでも取り組み方が変わり、意味を見出せるようになります。
だから、まずは今の仕事への意味を深く考えられるようになりましょう。
Q1:なぜやってるの?
食べていくため
Q2:宅配便の役割はなんなの?
お客様の利便性の向上
Q3:利便性が上がると社会にとって何が良いの?
ネット通販などの物販が盛んになって社会経済の発展に役立つ
Q4:宅配便はどう役立ってるの?
社会の血液である物流を支えている
1つ1つの仕事には意味があります。
そもそも無駄な仕事なんてないのです。
その仕事の意味を見出せるかどうかがポイントなんです。
4,やりたい仕事が他にあるのを押し殺しているから
仕事で結果が出せても、人間関係が良くても、仕事がつまらない時は、他にやりたい仕事があるはずです。
自分でもやりたい仕事が分かっているのにそこから逃げていませんか?
求人がほとんどないから
やりたい仕事だけやって食べていけるはずがないから
そんな理由で言い訳を考えてませんか?
私も途中であきらめかけた1人でした。
私は自分に人事制度を組み立てる権限をもらって社員に活き活きと働いてもらう職場づくりをしたいという願望がありました。
でもそんな都合の良い求人なんてあるはずがないとあきらめていました。
そんな時に化粧品の会社が、ネット通販事業をゼロから立ち上げるという求人を見つけました。
その求人は、通販事業のトップを兼ねつつ、ネット通販事業を子会社化して独立させる予定だから人事システムもすべてゼロから作る予定とのことでまさに私の理想とする職場でした。
私は迷いましたが、『チャンスの神様に後ろ髪は無い(※)』という言葉を思い出して、その会社に転職しました。
チャンスの神様は猛スピードで目の前を走り抜けるので早く捕まえないといけない。
でも後ろ髪が無く、前髪しかないので目に着いたら、すぐに前髪を捕まえないと考えていたら取り逃がしてしまいます。
そこから、チャンスが目の前に来たらすぐに動かないとチャンスを逃すという意味で使われています。
入社して3年になりますが、毎日がゲームをしながら過ごしているぐらいの楽しさで仕事に取り組んでいます。
もちろん事業部長で入社したので残業は大変ですし、部下のマネジメントもめちゃめちゃ大変です。
失敗したり叱責されることもあります。
でも、やりがいがあり楽しい仕事なのでつまらないと感じることはありません。
5,仕事(Work)ではなく労働(Labor)になっている
あなたの取り組んでいる仕事を区分してみましょう。
区分と言われても、日本語では仕事という単語しかありません。
でも、英語は便利です。
『仕事』に該当する英語は大きく2つあります。
WorkとLaborです。
Labor・・単なる「労働」です。あなたの労働力を時間で提供し、会社が賃金として評価する働き方です。自己判断する裁量は少なく、汗水たらして畑を耕すなど主に単純作業に近くなります。
Work・・Labor以上の自己判断や工夫などのプラスαが付きます。Workは、自分で主体的に考えて動くので時間に縛られず、行った結果に対して評価される働き方です。つまりプロフェショナルの働き方です。
すべての仕事にはLabor要素とWork要素があります。
例えば、家の建築にしても、柱を立てる、壁を塗るなどの作業は『Labor』ですが、耐震性、通気性、快適性を考えて100年持つ構造を設計して組み立てる場合は『Work』になります。
Laborは基本的に何も考えず言われた通りに実行するだけなのでらくちんです。
そのかわり、脳を使わないので楽しさは味わえず、誰でもできてしまいますので賃金は上がりません。
逆にWorkは常に頭をフル稼働させながら取り組むので1日を終えた後の疲労感は半端ありません。
そのかわり、常に自分が主体的に取り組んでいるので達成感は大きく仕事に楽しさを感じられます。
また誰でもできるわけではありませんので、希少価値は高くなります。
今、あなたが取り組んでいる仕事はLaborですか?それともWorkですか?
LaborになっているならWorkにできませんか?
それは今の会社でできますか?それとも転職しないとできませんか?
仕事がつまらない場合にまずやるべきこと
仕事がつまらないと感じた場合は、次の順序で対策してみましょう。
- 結果を出せるよう全力で頑張る
- 1年は最低でも踏ん張ってみる
- それでも結果が出なければ信頼できる上司に相談する
順に説明します。
1,120%の力で仕事に取り組む
新入社員や転職してきたばかりの人の中には、仕事ができないので適性が無いと悩んでいる人が多いですが、仕事が簡単にできるわけがありません。
ちょっと頑張ってすぐにできる仕事なら、仕事になりません。
仕事とは、報酬をもらう対価として提供するサービスです。
本来は誰でもやろうと思えばできるけど、自分でやるとお金がかかるからプロに任せてお金を払うというのが仕事です。
例えば、弁護士の仕事は裁判で代理人になることです。
でも実は本人訴訟と言って、弁護士を立てずに自分で裁判所に言って訴訟することもできます。
ただ、素人が訴訟するとほぼ確実に負けます。
それは知識も経験もないからです。
自分で法律や判例を勉強してから裁判に向かっても良いですが、膨大な時間がかかります。
だからプロである弁護士にお金を払って自分の代理として裁判に行ってもらうのです。
つまり、仕事は120%の努力を継続してようやく一人前にできるようになるになるものです。
少し頑張って無理そうだから他社へ転職する、というのを繰り返していると最後にはフリーターかニートになってしまいますから絶対にそんなことしてはいけません。
2,とりあえず1年は続けてみる
ではどのぐらい努力を続けるべきか、私は『最低でも1年』と考えています。
1年で一人前になるのは無理ですが、仕事を覚えて自分の適性に合っているかどうかを判断するためなら十分な時間だと思っています。
これには根拠があります。
過去に人事評価の査定でEランク(最低)だった人がAランク(最高)に上がった人のデータを見ると90%は、1年でCランク(並:サポートを得ながらなら自分で仕事をこなせるレベル)に上がっていました。
逆に言えば、1年でCランクに上がらなかった人はその後も結果を出せず、最終的に退職していました。
だから、120%の努力を1年は続けてみてください。
3,社会、共同体への貢献を考える
人が幸せを感じられるかどうかに大切な指標の1つが社会への貢献性です。
東洋経済が行動経済学に基づいた面白いレポートを発表しています。
経済学では、最近になってようやく、主観的幸福度のデータを用いた幸福の経済学が発展してきた。具体的には、「一般的に言って、あなたはどのくらい幸せですか?」あるいは「あなたの生活にどの程度満足していますか?」というような質問に対する回答を主観的幸福度として用いている。これが、幸福の経済学の分析方法の主流をなしている。
幸福の経済学では、主として「幸福」を3つのグループに分ける。1、感情としての幸福感、2、生活満足度、3、エウダイモニアである。
1の感情としての幸福感は、瞬間的あるいは一時的な喜び、悲しみ、怒りなどのさまざまな感情の頻度と強度に関わる感覚である。2の生活満足度は、自分の生活の消費と余暇の状態を評価する伝統的経済学で研究されてきた「効用(Utility)」の概念にほぼ対応すると考えられており、人生や生活全般などについての評価で捉える「幸福」である。
3のエウダイモニアは、前4世紀の哲学者のアリストテレスが論じたもので、本稿の目的のためには、使命感や利他性を獲得した人が共同体への貢献を喜ぶ幸福と言える。
本稿では、まず幸福の経済学の研究成果からは、われわれ現代人には物質的な生活満足度を求める誘惑が大きいが、エウダイモニアを求めることでより幸福になれると考えられることを説明したい。そしてエウダイモニアを経験するためには使命感と利他性が重要と思われること、これらは大人になってからでも獲得できるが、子どものときからの教育が可能だし有効と思われることを説明する。
行動経済学が解明を目指す幸福の正体(東洋経済)
つまり人はどれだけ仕事ができても社会の中で自分が役立っているという自覚が無いといつまでも仕事はつまらないものになってしまうのです。
だから、仕事に取り組むときにはあなたの仕事の社会的な意義を考えましょう。
4,信頼できる上司に相談する
それでも結果が出なかった人は『信頼できる上司』に相談してください。
上司ならだれでも良いというわけではありません。
『信頼できる上司』に相談するのがポイントです。
信頼できる上司の条件は次の4つです。
- 部下の話を親身に聞いてくれる
- 偏見を持たず公平に接してくれる
- 社長にゴマすりせず出世している
- 仕事が早く正確である
詳しくは、信用できない上司の特徴はこちらをご覧ください。
参考:上司が尊敬できないだけでなく信用もできない20代の悩み
要領だけで出世している上司やゴマすりで気に入られている上司、思い込みや偏見で物を言う上司には絶対に相談してはいけまません。
あなたの部署以外の上司でも構いません。
そのため、日ごろから『あなたがこの人なら悩みを打ち明けられる』という上司を見つけておきましょう。
ここまで頑張っても結果が出せない時があると今度は別の角度で検証が必要です。
どうしても結果が出せず仕事がつまらない時の2つの対策
1、発達障害の有無を調べる
私の親戚で京都大学まで卒業した秀才がいます。
でも、彼は新卒で入社した会社を半年で辞め、その後も転職を繰り返していました。
その理由は仕事ができないからです。
詳しく聞くと仕事のケアレスミスや不注意が多く、上司から仕事の適性が無いからと退職勧奨を受けてしまっていたようです。
ただ、私には同じような現象を部下の中でも思い当たる節があり、ある検査受けてもらいました。
結果は『ADD(注意欠陥障害)』でした。
ADHD(注意欠陥・多動性障害)、ADD(注意欠陥障害)、アスペルガーなどを相称して『発達障害』と言い、全人口の5~15%が該当します。
参考:大人のためのADHD
ただ、勘違いしないでほしいのは、発達障害の部下を見ていて思うのは、『普通のサラリーマン』ができるような繰り返しの作業が苦手なだけで、部署や仕事の内容を変えると超優秀な成績を出せます。
障害とありますが、苦手な仕事と得意な仕事の落差が激しいだけのことです。
ただ苦手な仕事に、凡庸で普通のサラリーマンができる仕事が多いために『できない社員』の烙印を押されてしまいます。
でも、得意な仕事に就かせると水を得た魚のように驚異的な結果を出します。
だから、発達障害の人は自分の適性ある仕事に就くことが非常に大切になります。
2、精神神経科の診察を受けよう
発達障害かどうかを判断するには、診察を受けることです。
まずは、診察の前に次のチェックリストで簡単な確認をしてみましょう。
成人期のADHDの自己記入式症状チェックリスト(ASRS-v1.1)
ここで4項目以上に該当すれば、診察できる病院を探しましょう。
以下のページから診察できる病院を探せます。
ADHD(成人)を相談できる病院検索
仕事がつまらないのに我慢して続けた時の末路
1,自己否定し始める
ADHDやADDなどの発達障害を持っている人は、非常に優れた能力を持っていながら、それに気づかず、仕事ができない自分を責めてしまいがちです。
『なんで俺はこんな簡単なことができないんだ?
ひょっとして脳に異常があるんじゃないか?』
『あたしはなんで忘れっぽいんだろ。
ダメ人間なのかな?』
自己否定し始めると、何をやるにもモチベーションが上がらなくなります。
どうせ何をやっても無駄だし、、と思い出したら要注意です。
2,周りから蔑まれる
さらにどんなに一生懸命がんばっても、平凡なサラリーマンができるような簡単なことをミスするのでバカにされ蔑まれます。
発達障害であることは他人に理解されません。
ただの怠け者、ダメ人間、仕事ができない人と思われて苦しみます。
自己否定した上に、他人からもバカにされるともう自分を支えるものを失っていきます。
すると最後に『鬱』状態になります。
3,うつ状態になる
発達障害を負っている人の中には、うつ病を併発する人が多いです。
本人は精いっぱいがんばっているのに、仕事ができず、他人からもバカにされるんだから当然です。
でも鬱になってからだと遅すぎるんです。
自分の身は自分で守らないといけません。
だから、仕事がつまらなくて、がんがったけどどうしようもないという人は、自分の適性に合った仕事を探すことが絶対に大切です。
仕事で結果を出せなくてつまらないから転職するなんて逃げだ!
真面目な人ほどそういう間違った発想を持つから余計に苦しみます。
大空を飛べる鷹でも、海では溺れてしまいます。
大海を自在に泳げるサメは、地上に上がると子犬に勝てません。
それと同じです。
自分の適性に合った職場に就くというのは、逃げではなくて、自分の土俵を選ぶことなんです。
だから、どうしても仕事がつまらない、仕事で結果を出せないなら絶対に転職しましょう。
仕事で一流になるための2大原則
1、つまらない仕事をイヤイヤ続けてプロになれるほど甘くはない
『楽しい仕事をやって生きていけるほど人生は甘くない』
とドヤ顔言うオッサンの意見を真に受けてはいけません。
逆です。
『つまらない仕事をイヤイヤ続けてプロになれるほど甘くはない』
が正しい言葉です。
仕事が楽しいからこそ、続けることが苦にならず、苦にならずに続けられるからこそ結果が出るんです。
2,努力ではなく、夢中になれる仕事を探す
仕事に120%全力で頑張ることが大切と言いましたが、それは仕事ができない時の第一段階です。
結果が出るようになってきたのに、それでも仕事がつまらない時は、
『夢中になれる仕事』を探しましょう。
夢中は努力に勝ります。
歯を食いしばって耐えながら続けるよりも、楽しみながら続ける方が頭に残ります。
分かりやすい例が受験勉強とゲームです。
受験勉強は歯を食いしばって耐えながらやるのでなかなか頭に残りません。
しかも隙あらば休もうとします。
でも、ゲームは真逆です。
楽しいので親から言われなくともやります。
しかも隙あらばゲームを楽しもうとします。
だから放っておいてもゲームは上達するのです。
このようにゲームをするように楽しめるぐらいの仕事を見つけることが最高です。
そういった天職を見つけたいなら次の記事を読んでください。
参考:自分がこの世に生まれてきた理由や意味は仕事の中で見つかる
仕事がつまらない時の解決法:まとめ
誤解しないでほしいのは、『なんとなく仕事がつまらないから転職しよう~』みたいに、逃げの姿勢で転職してもうまくいきません。
それどころか転職に失敗します。
でも、全力で頑張ってそれでもなお結果が出せない。
もしくは、結果が出ても仕事がつまらない時は、他に天職があるということです。
そういう時は、迷わず転職しましょう。
結果を出せない仕事に固執すると心を病んでしまいます。
つまらない仕事を続けるほど人生は短くありません。
今、この記事を読んでいるということは仕事がつまらないからどうにかしたいと考えているはずです。
でも勢い余っていきなり退職して転職することだけは止めましょう。
今の仕事がつまらないなら今の仕事を続けながら他にどんな仕事があるのかを探してみましょう。
転職するにしてもしないにしても、できるだけ事前に他社情報や転職市場の情報を入手しておくことが大切です。
だから、私のおすすめは今すぐ転職する気がなくとも、退職してから転職活動を始めるのではなく、在職中に転職エージェントに登録しておくことです。
転職に成功した人の上手な転職の進め方
在職中に転職エージェントに登録すべき理由は、3つあります。
1つ目は、実際に転職を3回経験したので分かりますが、退職までに溜まったストレスや疲労は半端ないためです。
限界に達すると転職エージェントに登録する気力すら無くなります。
2つ目の理由は、転職せず自宅でゆっくり過ごす生活に慣れると転職へのモチベーションを戻すのは想像以上に大変だからです。
3つ目の理由は、退職後に空白期間を作ってしまうためです。
空白期間が半年を過ぎると次の転職は致命的に難しくなります。
元人事部として本音で語りますが、転職に成功している人は例外なく転職エージェントに登録して、気になる求人情報をストックしておくだけでも行ってます。
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私も転職の際はたびたびお世話になりました。
リクルートエージェントに登録する5つのメリット
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