京都でおすすめの転職エージェント6社と8つの基準【2018年版】

京都で転職エージェントを比較する7つの基準

京都で求人数が多くて、サポートが充実していて、評判や口コミが良いおすすめの転職エージェントはどこですか?

人事部で採用担当として働いていると転職エージェントの良し悪しって本当によく分かります。
一口に転職エージェントと言っても、バラバラです。

だから京都市で転職したいなら、次の7つの軸を元に転職エージェントを比較、評価して選びましょう。

  1. 持っている求人の数
  2. 収入や待遇などの求人の質
  3. キャリアアドバイザーのレベル
  4. キャリアアドバイザーの行動の迅速さ
  5. 職務経歴書や面接などのサポート体制
  6. 求人している企業とのパイプ
  7. ITやエンジニアなどIT系の業種に強いか

この記事では、人事部の採用担当として10社以上の転職エージェントと実際に仕事をやった経験をもとに、徹底的に調査しあなたが転職を成功させるために、どの転職エージェントを利用すべきかを詳しく紹介します。

転職エージェントを比較する際の7つの基準
京都でおすすめの4つの転職エージェント

この記事を読めば、転職エージェントをうまく活用して転職を成功させる確率が格段に上げることができます。

転職エージェントを比較する際の8つの基準

持っている求人の数

転職エージェントを選ぶ際に大切な基準は、キャリアアドバイザーのレベルやサポートも非常に大切です。
ただ、何よりも1番大切なことは抱えている求人数です。

ハイレベルなサポートと10件の求人数の転職エージェントよりもそこそこのレベルのサポートと100件の求人数を持っている転職エージェントを選ぶことが転職成功の何よりのカギになります。

そのため京都で転職活動を行うなら、まずは京都にある会社の求人獲得に力を入れている転職エージェントを見つけることが先決です。
ということで、求人数が多い転職エージェントを4社厳選して比較してみました。

※DODAの非公開求人数とパソナの公開求人数は公開データからの推計です。

見て頂くと分かりますが、公開、非公開の求人数はリクルートエージェントとDODAが断トツです。
DODAは非公開求人数が不明のため公開データからの推計です。
そしてパソナキャリア、マイナビエージェントと続き、その他の転職エージェントはさらに少なくなります。

京都に特化した転職エージェントがある

京都には転職活動を行う場合、お得なのが京都に特化した京都だけの転職エージェントがあるという点です。

求人は地元、京都のローカル企業に限定されますが、『京都で働きたい!』『京都に戻って仕事をしたい!』という人には良いかもしれません。

ただ、2つ難点があります。

  • 地元のローカル企業に限られていますのであまり大きな会社は無いという点
  • 大阪や滋賀にある会社は紹介してもらえないという点

まず、京都のローカル企業の場合どうしても企業規模は小さくなります。
そのため年収は下がる傾向があります。

もう1つは大阪や滋賀の企業は紹介してもらえないのが難点です。
京都から大阪の梅田へはJRだけでなく、阪急や京阪など電車がたくさんあり、30分あれば着くような非常に交通の便が良い立地です。
滋賀へもJRで15分ぐらいで到着しますので京都に住みながら大阪や京都で働くという選択肢もありですが、京都に特化したローカルの転職エージェントの場合はそういった案件は紹介してもらえません。

だから、京都に特化した転職エージェントを利用するなら、転職エージェントの最大手の『リクルートエージェント』に登録した上で、サブとして利用するのがベストです。

収入や待遇などの求人の質

転職エージェントが持っている求人の数の次に大切なのが求人の質です。
求人の質の基準も2つあります。

  • ブラック企業かどうかという最低限の基準
  • ハイクラスの求人があるかという理想の基準

中小零細の転職エージェントの場合、求人案件の数を増やそうと会社の調査もしっかりと行わず求人を受け付けているので長時間労働やパワハラなどのブラック企業が登録されていることもあります。
ただ今回、紹介する京都の4つの転職エージェントについては最低限の基準はクリアしています。

次に外資系やコンサルティング会社などのハイクラスの求人があるかどうかについてですが、高いキャリアを積み上げたい人のための難度が高く、報酬の高い求人があるかどうかです。

キャリアアドバイザーのレベル

キャリアアドバイザーのレベルは2つに依存します。

  • 転職エージェント内での研修
  • 転職支援の数

この2点で言えば、リクルートエージェントとDODAは断トツです。

この2社については、GCDF(Global Career Development Facilitator)や国家資格のキャリア・コンサルティング技能検定試験など様々な研修や資格精度を充実させており、8か月から24か月に及ぶパッケージの社内研修を受ける必要があります。

また、MBA(経営管理学修士)で勉強するようなマクロの視点で市場を見て、企業分析の方法として売上収支などの財務・会計の側面から企業の成長性や安定性を測る研修なども受けて、適切な転職サポートができるよう、良い会社の見抜き方を徹底的に鍛えられます。

キャリアアドバイザーの行動の迅速さ

キャリアアドバイザーの行動の迅速さは非常に大切です。
求職者は日々、面接の合否の進捗に応じて日程の調整を行っています。

第一希望の会社は早めの日程で第二希望以下は遅めの日程など戦略的に調整しながら転職活動を進めていくことが転職成功のカギになります。

そのためメールでの返信は遅くとも1営業日以内が原則です。
3営業日以上過ぎた後にこちらか連絡しないと返信がこないようなら最低です。

職務経歴書や面接などのサポート体制

地元の京都に拠点を置き転職を支援するなら京都の求職者へのアドバイスがしっかりできているかどうかが大切です。

求人をメールで連絡してくるだけなら転職サイトと変わりません。
自分のキャリアに合わせてふさわしい求人を適切に紹介し、初めて転職する第二新卒などの若手向けの転職にも転職する理由をしっかり確認して、本人が気づいていない他の業種や職種を紹介しながら職務経歴書や面接の対策を行えることが大切です。

第二新卒の場合は大手の会社だけでなく中小企業などでもしっかり成長できる会社なら積極的に薦めるべきですし、応募を躊躇しているならその理由にしっかり耳を傾けて表面的にしか考えていないならそこを指摘してあげる厳しさも必要です。

求人している企業とのパイプ

求人している企業と名刺交換を行うと後はメールだけで連絡を済ませている転職エージェントは最低です。
実際に、営業の時は熱心に通っていたのに求人を依頼してから一度も足を運ばなくなった転職エージェントは多いです。

転職エージェントの仕事は泥臭く企業に足を運び、どういう人材を求めているのかをしっかりとヒアリングし、会社の仕事内容やサービス内容を適切に把握することが大切です。

私が人事をしていた頃に積極的に会社に足を運んでいたかどうかと、会社が求める優秀な人材を紹介で来ていたかどうかは非常に密接な相関関係がありました。

ITやエンジニアなどIT系の業種に強いか

ITやエンジニアなどの情報系の業種は、市場が伸び盛りです。
しかし、転職エージェントによってはITやエンジニアの仕事内容が理解できず苦手としているところも多くあります。

そのため、IT系の会社への転職を考えている場合は、まず登録した直後に非公開求人でITやエンジニアの求人が多い転職エージェントの数をチェックしましょう。

求人の数 求人の質 アドバイザーのレベル アドバイザーの迅速さ
リクルートエージェント
DODA
パソナキャリア
マイナビエージェント
サポート体制 企業とのパイプ IT系の業種に強いか
リクルートエージェント
DODA
パソナキャリア
マイナビエージェント

この7つの基準で4つの転職エージェントを比較するとお薦めの転職エージェントは次の通りです。

京都でおすすめの4つの転職エージェント

リクルートエージェント京都支社

リクルートエージェント京都支社
転職エージェントのNo.1の最大手であり、求人数、キャリアアドバイザーのレベル、サポート体制のすべてで非常に高いレベルです。
公開されている求人数をもとにパソナキャリアやマイナビエージェントと比較しても5倍近くも差があります。
実際に人事部として勤務していたころも一番、多く足を運んできた転職エージェントは断トツでリクルートエージェントでした。
そのため、転職する際には転職エージェントの登録は絶対で、合わせてその他を2~3社選ぶといのが転職の成功法則です。
住所 〒600-8009
京都府京都市下京区函谷鉾町88
K・I四条ビル 4階
アクセス方法 阪急京都線 烏丸駅 25番出口より徒歩1分
地下鉄烏丸線 四条駅 2番出口より徒歩1分
求人数
公式サイト https://www.r-agent.com/

リクルートエージェントの公式サイトはこちら

DODA 京都三哲オフィス

DODA 京都三哲オフィス
DODAは旧インテリジェンスでパーソナルキャリアが運営する人材紹介業でNo.2の転職エージェントです。
一時は、求人案件がリクルートエージェントを超えたといわれる時期もあったほど積極的に会社に営業をかけています。
最大手の転職エージェントであることに違いはなく、求人している会社はリクルートエージェントかDODAのいずれかには必ず求人をかけているので、求人案件がダブルことは少ないのが特徴です。
そのため、転職するならリクルートエージェントと合わせてDODAに登録しておけば総合の転職エージェントは間違いありません。
住所 〒600-8216
京都府京都市下京区西洞院通り塩小路上ル東塩小路町608-9
日本生命京都三哲ビル2F
アクセス方法 JR京都駅中央口(烏丸中央口)より徒歩3分
近鉄京都駅より徒歩5分、地下鉄烏丸線京都駅より徒歩5分
求人数
公式サイト https://doda.jp/

PASONA CAREER(パソナキャリア)京都支店

PASONA CAREER(パソナキャリア)京都支店
パソナキャリアと言えば、人材派遣のパソナが有名です。
人材派遣で企業とのパイプを作り、企業が求める人材を適切に紹介できるので会社としても非常に信頼していました。
サポート体制に関しては、派遣業で培った経験をもとに丁寧なサポートを行っているので非常に手厚いサポートが受けられます。
住所 〒604-8153
京都府京都市中京区烏丸通四条上ル笋町691
りそな京都ビル9F
アクセス方法 阪急烏丸駅より徒歩2分
求人数
公式サイト https://www.pasonacareer.jp/

マイナビエージェント 京都支社

マイナビエージェント 京都支社
マイナビは、アルバイトから新卒市場に広がり、今は転職まで伸ばしてきた新興の転職エージェントです。
まだまだ口コミの数も少なく未知数のところはありますが、実際に登録した人の意見を聞くと求職者数が少ない分、サポート体制もしっかりしているとのことです。
住所 〒600-8008
京都府京都市下京区四条通烏丸東入長刀鉾町10
アクセス方法 阪急烏丸駅、地下鉄烏丸線四条駅から徒歩1分
求人数
公式サイト https://mynavi-agent.jp/

 

ハイクラス求人専門:JACリクルートメント京都支店

JACリクルートメント京都支店
求人の数という点では大手の転職エージェントに及びませんが、逆に役員、部長、課長、マネージャーなどの年収800万円異常の転職に非常に強い転職エージェントです。
全国に9つの拠点(東京本社・埼玉・横浜・名古屋・静岡・大阪・京都・神戸・広島)を持ち、ほぼ大都市はカバーしています。
横浜での転職を希望して、自分の実力でどれぐらい年収が上がるのか知りたい方はまず相談に行き、客観的にキャリアを見てもらえます。
住所 〒600-8411
京都府京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町620番地
COCON烏丸8階
アクセス方法 地下鉄烏丸線「四条駅」 2番出口 四条烏丸西直結
阪急京都線「烏丸駅」 23番出口 住友信託銀行口直結・25番出口 住友信託銀行四条口直結
求人数
公式サイト http://www.jac-recruitment.jp/

コトコト:京都の地元企業に特化した転職エージェント

コトコト(株式会社ヒトコト)
京都に特化した求人情報、採用情報を豊富に持っている転職エージェント。
成長しているベンチャー企業から100年以上続く老舗の優良中小企業や京都に本社、支社を置く上場企業まで様々です。
京都の大阪や滋賀の情報はほぼ無いのが残念ですが、京都で働きたいという人にはピッタリの転職エージェントです。
住所 〒604-8153
京都市中京区烏丸通四条上ル笋町688
第15長谷ビル5F
アクセス方法 阪急京都線「烏丸」駅
京都市営地下鉄烏丸線「四条」駅 下車
22番出口より北へ徒歩1分
求人数
公式サイト http://www.kotonokoto.jp/

以上、説明した通り転職エージェントの選び方で大きく転職の成功確率が変わります。
ただ、転職エージェントにおんぶにだっこではいけません。

転職エージェントは、丸投げして依存するのではなく、あなたが主体的にうまく使いこなすことが転職成功のコツです。

そのため、最後に転職エージェントを使いこなすための10のポイントを紹介します。

京都の転職エージェントを使いこなす10のポイント


元人事部だからこそ転職業界の裏も表も全てを知りつくしています。
転職エージェントを徹底的に活用して転職を成功させるための10のテクニックを紹介します。

1,転職エージェントは3社以上を掛け持ちする

転職エージェントごとに持っている求人の数と業界は全然ちがいます。

最大手のリクルートエージェントを頂点に準大手のDODA、パソナキャリアと続きます。

それぞれ特徴があり、サポート体制も違います。
さらにエージェントは1社だけしか登録していないと、対応が良いのか悪いのかも判断できません。

他社の対応と比較するから良い悪いが分かります。
人生で何度もあるわけではない転職で失敗しないためにも最善のエージェントを選択できるよう必ず3社以上に登録してください。

2、転職エージェントのキャリアアドバイザーになった経緯を質問する

キャリアアドバイザーと初めての面談の時は、アドバイザーは色々と雑談をしながら本音を探ろうとしてきます。

そこにあえて乗っかかってアドバイザーになった経緯を質問しましょう。

この質問の意図は2つあります。

  1. 転職しようとしている人を真摯にサポートする意欲があるか
  2. アドバイザーとしての経験はちゃんとあるのか

1,転職しようとしている人を真摯にサポートする意欲があるか

ハッキリ言ってキャリアアドバイザーで1000万以上の報酬を得ている人はたくさんいます。
だからお金のためにアドバイザーをやっている人はかなりの数でいます。

別にお金のために仕事をするのは悪いことではないんですが、キャリアアドバイザーになった理由を聞いた時にお金のことを出す人は相当お金に執着していますので、あなたが内定を取ったら、あなたのキャリアにふさわしい企業かどうかよりも自分の利益を優先して内定承諾を急かしてくる可能性があります。

だから、お金を口に出したら用心するかアドバイザーを変更しましょう。

2,アドバイザーとしての経験はちゃんとあるのか

アドバイザーとしての経験は少なくとも3~5年ないと未熟です。
なぜなら、アドバイザーは転職希望者と面談したり求人を探したりすることが本来の仕事ではありません。

アドバイザーは実際に企業に足を運んでどういう人材がなぜ必要なのかを人事の担当者と腹を割って話すことが大切な仕事だからです。

会社が求める人材の裏も表も知り尽くしてこそ、ふさわしい人材を紹介できます。
ただ表面的な資格や経験を見ただけでは会社ごとにふさわしい人材かどうかわかりません。

それが分かるようになるのに3~5年はかかります。
だから経験が浅い場合はアドバイザーを変更するか他社のエージェントのアドバイスを参考にしましょう。

3、仕事の経験やスキルについては嘘をつかない範囲でしっかりアピールする

まず前提ですが、職務経歴書や履歴書で絶対に嘘をついてはいけません。
転職エージェントはあなたの仕事の経験やスキル、資格そして学歴を信用した上で企業に推薦してくれます。

もしそこに虚偽の記載があると、あなたとキャリアアドバイザーの間だけでなく、転職エージェントと企業の間の信頼関係を壊すことになり、最悪の場合、転職エージェントの利用を断られる可能性があります。

そして、こういった登録情報は基本的に一度登録すると記録が残ります。
そのため、数年経ってもう一度転職したいと思った際にも虚偽記載であることがバレるとエージェントを利用できません。

だから、嘘をつかない範囲でしっかりアピールすることです。

例えば、経理での経験が2年ぐらいと短く、精算書まではほぼ間違いなく作れても決算書までは作れない場合、

『決算書の作成経験がある』

と書くと虚偽記載になりますが、

『帳簿入力から精算書までを担当しほぼミス無くキッチリと仕上げることに関して上司から信頼されていました。』

と書くのです。

決算書の作成経験無しと書くとマイナスアピールに繋がりやすくなりますので、精算書までは十分に作るスキルがあると書くとプラスのアピールになりますし、嘘はついていません。

4、 エージェントが企業に出す推薦文は必ずチェックさせてもらう

転職エージェント経由で応募すると、あなたの職務経歴書と履歴書と併せて『推薦文』というエージェントが作成したあなたをもうひと押しするアピール文を付けてくれます。

このアピール文は、およそ作文用紙2~4枚弱、だいたい400~1000文字ぐらいの文章なのですが、経験の浅いエージェントや担当している人数が多いキャリアアドバイザーだとあなたが書いた職務経歴をそのまま書き写すだけというものや、もっとひどい場合だと勘違いしているケースがあります。

だから、キャリアアドバイザーには必ず次の一言を言って推薦文を確認させてもらいましょう。


私は自分の職務経歴についてうまく伝えられたか不安がありますので、面接時に相違が無いように一度、私の方で拝見させて頂きたいため、書いていただいた推薦文をメールで送って頂けますでしょうか。

ポイントは、メールで送ってもらうことです。
その場で見るだけだと、自分で修正できないためです。

ちなみに私が人事として推薦文を見ていた時に、これはないなと思ったひどい推薦文を紹介します。

真面目な方で経験のある方です。
詳しくは直接、面接で確認ください。

人事の採用担当としてこの推薦文を見た時に笑ってしまいました(笑)
実際に会ってみると非常にスキルの高い方だったんですが、業務内容が経験のある人でないと理解し難いのでキャリアアドバイザーはとりあえず適当に書いたのだと思われます。

こんなことにならないようしっかりプッシュしてもらうために自分で推薦文をチェックするのを忘れないようにしましょう。

5、あなたの優先順位を上げるために『良いところがあればすぐに転職可能』と伝える

キャリアアドバイザーにとって嬉しくないのはダラダラと面接を繰り返していつ転職したいのか明確でない人です。

なぜなら転職エージェントにとって売上につながるのは『転職先が確定した時』だからです。
内定を得て、内定に承諾した時に、転職先の企業からお金をもらえます。

それまでは、いわばボランティアのように尽くしているんです。
だから、すぐに転職したいという意欲の高い人を優先的に対応したがります。

これは人事としてもよく経験があります。
実際に担当のキャリアアドバイザーから電話をもらうこともあるんですが、


○○さんよりも□□さんの方がすぐにでも転職できますからおすすめですよ。

と言われたことがあります。

つまり□□さんを推してるんだと分かりますのでこちらからも□□さんを先に面接に回すことになりました。

だから成果報酬主義のキャリアアドバイザーの気持ちを逆手に取って、最初に担当についてもらった時に必ず聞かれる『転職時期はいつ頃が希望ですか?』と聞かれたら、『良い所があればすぐに転職したい!』とハッキリ答えるようにしましょう。

6、1週間に1回は必ずエージェントに連絡するもしくは登録情報にログインする

人事にいた頃の担当のキャリアアドバイザーに聞いて知ったことなのですが、転職エージェントでは求人を出している企業側から人材の依頼を受けると、転職者の登録データの中から企業の希望条件に該当する人材を検索して、その人に企業側からの求人内容を伝えて応募の可否を確認します。

その際、該当する人材の数と企業側の募集人数を見て、まずは10名に一斉にメールで連絡し、応募が少ないもしくは無い場合は次の10名に一斉連絡する仕組みになっています。

その人材を検索する際、どういう順序で人材が並んでいるかというと、キャリアアドバイザーとの連絡を取った日順なんだそうです。

もちろん連絡を取った日、もしくはログインした日が新しい人ほどキャリアアドバイザーの目に着きやすい上位に並びます。
これはシステムでこのように決まっているそうで、キャリアアドバイザー側で操作してどうこうできないと言っていました。

この理由はシンプルで、キャリアアドバイザーと長らく連絡を取っていないと転職を決めた可能性が高いと判断するからです。

そして通常は3ヶ月連絡をとっていないと休眠マークが着き、半年以上連絡をとっていないとデータベース上に表れなくなるそうです。

だから1週間に1回以上、連絡を取っているとキャリアアドバイザーの目に止まりやすくなり、求人の連絡も入りやすくなりますのでライバルよりも早く求人情報をキャッチできるようになります。

自分で積極的に会社を探すのも悪くないですがせっかく転職エージェントを使っているなら、気になる求人があったらエージェントにメールで確認するほうが更新日も新しくなり、優先的に紹介してもらえるようになります。

7、担当のキャリアアドバイザーのアシスタントにも丁寧に接する

担当のキャリアアドバイザーは1人で転職希望者をフォローしているわけではありません。
通常は1~2名のアシスタントが付いています。

キャリアアドバイザーの仕事は、企業の求人条件を調べること、転職希望者と面談することが主な仕事です。
アシスタントの仕事は面接の日程と場所の調整が主な仕事です。
ただ忙しいキャリアアドバイザーの場合、転職希望者との面談を優先し、企業の求人情報を調べてマッチする人を探すという仕事をアシスタントに任せている人もいます。

だからアシスタントだからと、軽く扱ったり、無礼な態度を取ると気分を害されて求人情報を他の人に流すということもありえます。

アシスタントは、仕事がまだ未熟だからアシスタントなんです。
実際にミスをすることもあります。

私自身が転職活動をしていた際に、あろうことか面接の場所を間違えていたということがありました。
あきれて愚痴ってしまいましたが、それからメールの連絡が非常にドライになってしまった記憶があります。

だからアシスタントもあなたをサポートしてくれる1人の人間として礼儀正しく紳士的に接しましょう。

8,どうしても合わなければ担当者の変更を依頼しましょう

転職エージェントはたくさんのキャリアアドバイザーを抱えています。
もちろんキッチリとした研修と経験を持っていますが、1人1人が自らの個性を持って対応しています。

だから、アドバイザーがあなたのためを思って対応してもあなたにとっては不快に感じたり、業界について知識が薄かったりすることはありえます。

そういう時は気軽にアドバイザーの変更を申し出ましょう。
あなたが思っているほど転職エージェントは、担当者の変更を重大視していません。

変に義理固く、最初の担当者に依頼し続ける理由はありません。
大切なことはあなたの転職の成功です。

そのためにふさわしいアドバイザーがつくことが最優先です。

実際に私も転職活動していた頃に担当者を変更してもらった経験があります(笑)

その時のメールの文面をそのまま記載しますので参考にしてください。

担当者の変更メール例

いつもお世話になっております。
○○です。

現在、○○様にご担当頂いており、非常に丁寧にかつ真摯にご対応頂きとても感謝しております。
ただ、少し私の希望する業種についてもう少し経験のあるアドバイザーの方にご担当頂きたく、お手数ですが、一度他のアドバイザーをご紹介頂けますでしょうか。

なお、○○様の対応に不満があるわけではありません。
私の希望する業界は少し理解が難しいためよく知っている方の方が話は通じやすいと思いました次第です。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

この文面を転職エージェントのお問合せ窓口へ送ります。

担当者の変更の依頼メールのポイントは3つです。

1,担当者の変更を希望していることが明確にわかるように書く
2,現在の担当者の不満を書かない
3,現在の担当者へのお礼も含めておく

この3点の理由は、担当者変更の依頼メールは担当者も読むからです。
これは実際に担当のアドバイザーから直接聞きましたので間違いありません。

なお、担当者を変更してもあまり対応が変わらない時は、なにも告げずそっと他社の転職エージェントを当たりましょう。

9,同じ求人案件に同時に他の転職エージェントから応募しない

人事部の採用担当をしていると、たまに驚くことがあります。

まったく同じ応募者が同時に複数の転職エージェント経由で応募がある時です。

こういう時、まちがいなく人事部としては、エージェントに連絡します。

『○○さんだけど、御社とA社の両方から応募があるよ』

この連絡が入るとエージェントのアドバイザーは、応募者に確認の上、最悪の場合、そのまま破断になって、強制退会させられる場合もあります。

エージェントを利用する時のマナーとして、同じ求人案件に他のエージェントから同時に応募しないというのは常識です。
これはエージェントを利用する際の契約書にも記載されています。

この問題が起きるケースではほとんどの場合、転職希望者のケアレスミスです。
複数の転職エージェントから同じ案件の依頼が来た時に、一社に依頼していたのに忘れて依頼をかけてしまう場合です。

1回ぐらいなら謝れば大丈夫でしょうが繰り返すと強制退会になりますので本当に気をつけてください。
あと、人事部としても自己管理ができていない人と考えて心証は最悪になります。

10、内定が出たら他社のエージェントに他に自分にあった会社があるか確認する

内定が出たらすぐに内定承諾を送る、というのはエージェント側からすると模範的な顧客の対応ですが、あなたの人生にとってはそれで良いかどうかは別問題です。

キャリアアドバイザーによっては内定が出たらさっさと承諾して欲しいと考える人と、もっと自分にふさわしい会社があるので、保険として内定は残しておいてそちらを狙おうと言ってくれる人がいます。

大切なことは目先の待遇だけでなく、自分のキャリアにとって冷静に考えて最善の選択ができるかどうかです。

内定を辞退した場合、転職エージェントは企業側に内定辞退の意思と謝罪を伝えないといけません。
実際に転職エージェントのアドバイザーに内定辞退の連絡をする時の気持ちを伝えると、
『虚無感7割と悔しさ3割』と言ってました。

自分がアドバイスして勝ち取った内定なのに辞退されるとそれまでの努力が何だったんだと思うそうです。
そりゃそうですよね。
でも、彼らも仕事なんですぐに切り替えます。

あなたもエージェントに気を使って乗り気じゃないのに内定を受け入れると後悔するかもしれません。
だから、内定が出た後はそのまま受け入れるんじゃなくて、ちゃんと客観的な意見をもらうために他社のエージェントに相談しましょう。

これは、自分のキャリアに対して妥協せずに意思決定をするためにとても有効なテクニックです。

まとめ:理想は3つ以上の転職エージェントに登録

いかがでしたか。
転職エージェントをうまく活用して転職を成功させたいなら、転職エージェントを掛け持ちして使うことが大切だと気づいて頂けましたでしょうか。

転職エージェントは、一切お金がかからない完全無料のサービスです。
にもかかわらず、あなたの転職のサポーターとして就職先が決まるまで親身にサポートしてくれます。

だからまずは以下の総合転職エージェントの中から2社、希望の業界に強いエージェントに1社、合計3社以上に登録しておきましょう。

その上で、同時に3社以上に登録し、実際にエージェントを訪問して面談を行い、エージェントのアドバイザーの質を見極めましょう。

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